野菜は栄養たっぷりで、普段のお食事にも積極的に取り入れていることかと思います。
しかし、その野菜でも切り方によっては、栄養価が20~30%失ってしまったり、多い時には半減以上されてしまうことがあります。
今回は野菜の栄養素をしっかりと摂れるように、それぞれの切り方について、ご紹介致します。
大きく切る物・細かく切る物・その他の物に分けて、説明していきます。
・大きく切る物
お野菜は基本的には大きく切って、食べていくことがベストです。
キャベツ・人参・白菜・ほうれん草・アスパラガス・トマトなど、殆どのお野菜は大きく切って食べていくことを覚えておきましょう。
理由としては、断面積です。
切れば切るほど、断面積は大きくなり、そこから栄養素が逃げやすくなってしまいます。
保存するときも切り分けて、保存する方が多いですが、なるべく控えられると良いでしょう。
・細かく切る物
大きく切る物は多くて覚えられないので、細かく切る物は何かを知っていきましょう。
玉ねぎ・長ネギの根元・ニラの根元・ニンニクです。
これらに共通することは、「アリシン」という成分が含まれているということです。
アリシンとは、抗酸化作用・血液サラサラ・疲労回復などの効果を持つ、栄養素です。
このアリシンは、あえて野菜の細胞を壊し、ストレスを与えることで活性化します。
玉ねぎやニラなどはみじん切りに、ニンニクはすりおろしにすると良いでしょう。
・その他の物
ここでは更に細かく紹介致します。
白菜やキャベツを外の葉から利用してはいませんか?
外の葉と内の葉では栄養素が大きく異なります。
ニンジンなどでも皮に近い所と芯に近い所では、栄養素が大きく変わります。
輪切りなどで内と外を両方利用できるようにしましょう。
最後にピーマンです。
子どもから苦手とされるピーマン。子どものために苦みを抑えて食べる場合は、輪切りに切ってください。しかし、それ以外の場合は縦切りにして食べるようにしましょう。
ピーマン繊維は縦になっているので、輪切りにきると細胞が壊れ、苦み成分が抑えられます。しかし、この苦み成分には、血液をサラサラにする効果などがあるので、この栄養をしっかりと摂るためには、縦切りにして食べましょう。
如何でしたでしょうか。
せっかくお野菜を食べても、その栄養価が半減しているってなるのはすごく嫌ですよね。
中には栄養価がゼロに近くなるものもあります。
正しい切り方と調理法でしっかりと栄養素を逃さず、摂っていきましょう。
そして、健康で綺麗な身体を目指していきましょう。
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